ソリストとの共演・甲信地区大会

2019年 甲信地区大会 @須坂メセナホール  ヴァイオリ二スト 伝田正秀先生との「秋」
2019年 甲信地区大会 @須坂メセナホール ヴァイオリ二スト 伝田正秀先生との「秋」
今日は須坂市メセナホールで甲信地区大会がありました。

年に一回、甲信地区内を輪番で回っている地区大会ですが、今年は長野支部主管で北信の須坂市メセナホールでの開催でした。
紅葉にはまだ早いものの、一足伸ばせば旬の栗が絶対美味しい小布施が!
行きたかった…食べたかった…小布施堂のモンブラン

さて、今回は長野支部出身の演奏家・伝田正秀先生の招待演奏と弦楽合奏。伝田先生は読響のコンマスをなさっていて、ご両親共にスズキの指導者(お父様はレジェンド的存在)というサラブレッドなお方です。

中高生を中心とした弦楽合奏は正秀先生にとっても試行錯誤を繰り返し、より主体的な音楽を生徒達から引き出せるようリハーサルを重ねました。

招待演奏として先生がソロを弾くヴィヴァルディの「秋」では、私がコンミスになり先生と生徒達を繋ぐ役割を仰せつかり。
ヴィヴァルディの「四季」は子供の頃から弾いてきた、中でも「秋」はヴァイオリン弾きとしても大好き、師匠のおかげでアンサンブル環境に恵まれてきた経験、指導者として生徒と接してきた経験、これらをフルに使ってアンテナを張って張って、リハーサルから本番まで積極的に音楽し、長野支部を中心とした参加生徒さんたちみんなのお稽古の成果を出せるよう努めました。

昨年と5年前に松本で主管し、私も委員として携わった際の弦楽合奏にも参加していた子達が、大人びた顔になり今回は演奏の中心になり弾いている姿にもキュンとさせられながら。

正秀先生の音は、とにかく隅々まで毛細血管が張り巡らされてエネルギーが最後の瞬間まで瑞々しくほとばしるかのような、生命力に満ちた音で、まさにヴィルトゥオーゾ
コンミスの位置で真近に聴くことが出来たこの経験を、指導にも演奏にも必ず活かしていきたい、そう強く思った演奏機会となりました。

同じ曲のCDを聴くにも、どの人の演奏が好きか、どういう所を好きと感じたか、そんな聴き方が出来れば弾き方にも変化があると生徒達に話す場面も。

主体的な音楽、私も課題です。

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