独奏発表会を無事開催できました。
2022年は引き続きコロナの影響が子供たちの生活に色濃く、幼稚園や小中学校でも高校でも学年閉鎖や全面オンライン授業実施という時期が何度もありました。
そんな中、全員が揃うグループレッスンの貴重さと、グループレッスンだからこそ育つものがあるという実感は、コロナ禍において気持ちを支えてくれるものでした。
ひとりでお稽古している時にはたどり着かない音への気付きや、曲想へのアプローチは、上級生との時間や基礎を学ぶ初歩の生徒との相互の交流があってこそ。
スズキの世界が大切にしている「育ち合い」の場で生まれるものです。
生徒たちは進学や転勤で毎年同じ状況ではありません。
受験や部活で土日が忙しくてグループレッスンに出られないこともあります。
でもそういう「子供のうちにやっておきたいこと」をちゃんと頑張りながら、おけいこも両立して欲しい、という私の指導方針をクラスの皆さんが理解してくれていますので、おかげで私も励まされるように発表会順備に向かっていけますし、生徒それぞれと向き合うことが出来て今があります。
目標の曲に向かって努力を重ねた生徒たち。
その音に成長の証が詰まっていました。
素晴らしい演奏を聴かせてくれて、ありがとう!